ライブは、好きなアーティストやアイドルを間近で見られる特別な機会です。しかし、初めてのライブ参戦は、何を持って行けばいいのか、どんなことに気をつければいいのか、わからないことも多いですよね。
そこで本記事ではそんなライブ初心者の方に向けて、ライブ参戦に最低限必要な持ち物から、あると便利なアイテムまで徹底解説します。さらに、座席指定ライブやアリーナ席で役立つ持ち物や、よくある質問にもお答えします。
【全共通編】ライブ参戦に必要な持ち物7選
この章では、どのようなライブでも共通して必要となる持ち物を7つご紹介します。
1.チケット
ライブ会場への入場にはチケットが必要です。当然ですが、これは最も重要な持ち物です。
紙チケットの場合
紙チケットの場合は、絶対に忘れないようにしてください。特に、同行者がいる場合は、その人の分も忘れないように注意が必要です。忘れてしまうと、人間関係に影響を及ぼす可能性もあります。家を出る前に、必ず確認しましょう。
電子チケットの場合
電子チケットの場合でも、油断は禁物です。スマートフォンがチケット代わりになるので、スマートフォンの充電や、ログインID・パスワードの事前確認を忘れないようにしましょう。
どちらのチケットでも、公演によっては身分証明書の提示が求められることもあります。チケットの種類や公演の詳細は、事前に公式サイトやチケット販売サイトで確認しましょう。
2.現金・電子マネー・クレジットカード
ライブ会場では、グッズ購入や飲食などの際に支払いが発生します。支払い方法は、現金、電子マネー、クレジットカードの3つが一般的です。
支払い方法
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メリット
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デメリット
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現金
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会場によっては現金のみの場合がある
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多額の現金を持ち歩く必要がある
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電子マネー
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支払いスピードが早い
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事前のチャージが必要
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クレジットカード
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ポイントが貯まる
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使いすぎてしまう可能性がある
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これらの支払い方法は、アーティストや会場によって利用可能なものとそうでないものがあります。例えば、キャッシュカードは一般的には利用できません。
また、特定の支払い方法しか利用できない場合もあります。事前に公式サイトやSNSなどで確認しておくと安心です。
3.身分証明書
ライブ会場では、チケットの不正転売防止やトラブル対策のために、入場時に身分証明書の提示を求められることがあります。特に、本人確認が必要な場合は、必ず身分証明書を持参しましょう。
身分証明書として認められるものは、ライブやイベントによって異なります。一般的には、以下のようなものが身分証明書として使用できます。
身分証明書の種類
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顔写真
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有効期限
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備考
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運転免許証
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必須
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記載されている有効期限内
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公的な身分証明書として最も一般的
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パスポート
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必須
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記載されている有効期限内
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海外旅行で使用する身分証明書
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マイナンバーカード
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必須
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記載されている有効期限内
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個人番号が記載されているカード
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住民基本台帳カード
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必須
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記載されている有効期限内
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住民票のある市区町村で発行されるカード
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学生証
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必須
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記載されている有効期限内、または在籍期間中
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学生であることを証明する身分証明書。ライブやイベントによっては、学生証が身分証明書として認められない場合があるため注意が必要
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健康保険証
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不要
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記載されている有効期限内
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保険診療を受ける際に使用する身分証明書
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住民票の写し
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不要
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発行日から6ヶ月以内
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住民票のある市区町村で発行される書類
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年金手帳
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不要
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-
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年金制度に加入していることを証明する手帳
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身体障害者手帳
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必須
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記載されている有効期限内
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身体障害者であることを証明する手帳
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療育手帳
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必須
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記載されている有効期限内
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知的障害者であることを証明する手帳
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精神障害者保健福祉手帳
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必須
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記載されている有効期限内
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精神障害者であることを証明
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4.スマートフォン
ライブ参戦において、スマートフォンは必需品といえます。特に電子チケットを利用する場合は、スマートフォンがなければ入場できないため、忘れないように注意してください。
また、スマートフォンの使い道はチケットの表示だけではありません。以下に例を挙げます。
用途
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詳細
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電子チケットの表示
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事前に表示方法を確認し、スムーズに入場できるようにしておく
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連絡手段
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友人や家族との連絡、待ち合わせに利用する
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情報収集
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交通情報や会場周辺の情報、グッズ販売情報などを確認する
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写真・動画撮影
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ライブの思い出を残す(ただし、撮影が許可されている場合に限る)
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決済
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電子マネーやQRコード決済を利用して、グッズや飲食物を購入する
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このように、スマートフォンはライブ参戦をより快適に、そして楽しむために欠かせないアイテムです。電池切れを防ぐために、モバイルバッテリーも忘れずに持参しましょう。
5.モバイルバッテリー
ライブにはモバイルバッテリーは必須です。グッズの待ち時間やライブが終わるまで、平均で数回は充電が必要になるでしょう。
特に、他県へ行く場合は、モバイルバッテリーは必ず持っていくべきです。モバイルバッテリーを選ぶ際には、以下の点に注意してください。
- 容量:スマートフォンのバッテリー容量の2〜3倍の容量がおすすめです。
- 出力:急速充電に対応している
- サイズ:持ち運びに便利なコンパクトなもの
- 重量:軽量なもの
- 安全性:PSEマークが付いている
自分に合ったモバイルバッテリーを選んで、ライブを思いっきり楽しみましょう。
参考:電気用品安全法(PSEマーク) | 電気製品・医療機器・車載機器の認証・試験 | 日本品質保証機構(JQA)
6.飲み物
ライブやフェスの会場では、水分補給が欠かせません。水分補給は、夏は熱中症予防に、ほかの季節も汗や乾燥による水分不足に対応できます。
また、長時間立ちっぱなしや激しい動きで汗をかくケースも少なくありません。500mlのペットボトルを持参し、足りなくなったら会場で買い足すのがおすすめです。
しかし、ライブやフェスによっては、ペットボトルや水分の持ち込みが禁止されている会場もあります。事前に持参してもよいか確認し、持参できない場合は会場内の売店や自動販売機で現地調達しましょう。
7.着替え
ライブ中は汗をかいたり、雨に濡れたりすることがあります。また、ライブTシャツに着替えたい場合や、宿泊を伴う遠征の場合は着替えが必要です。
また、会場によってはクロークやコインロッカーが有料の場合もあるので、事前に確認しておきましょう。移動中や会場で冷える場合もあるので、カーディガンなどの羽織物を用意しておくと便利です。
さらに、2日間にわたってライブが開催される場合は、2日目の参戦服も忘れずに用意しましょう。宿泊施設についたら、すぐにハンガーにかけておくと、シワにならずに済みます。

【座席指定ライブ / アリーナ席編】ライブ参戦に必要な持ち物5選
座席指定ライブやアリーナ席では、以下のアイテムがあると便利です。
1.双眼鏡
座席指定ライブやアリーナ席で活躍するのが双眼鏡です。アーティストとの距離が遠い場合、肉眼で表情まで捉えるのは難しいでしょう。
しかし、双眼鏡があれば細かな表情の変化やパフォーマンスの細部まで鮮明に楽しめます。双眼鏡を選ぶ際のポイントは次の通りです。
- 倍率は8倍から10倍
- 明るさ(ひとみ径)は2〜3mm
- 実視界は6〜8°
- アイレリーフは15mm以上
倍率が高すぎると手ブレがひどくなり、視界が狭くなるため注意が必要です。明るさと実視界は、数値が大きいほど視界が広く明るく見えます。アイレリーフは、眼鏡をかけたままでも快適に使用できるかどうかの目安です。
会場の広さや座席の位置に応じて、最適な双眼鏡を選びましょう。例えば、東京ドームのような広い会場では、10倍以上の倍率が適しています。一方、Zepp Tokyoのようなライブハウスでは、8倍程度で十分です。
2.うちわ
うちわは、ライブでの応援グッズとして人気があります。特に、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ)のライブでは、多くのファンが手作りのうちわを持参します。
しかし、うちわの持ち方や使い方には注意が必要です。まず、うちわの持ち方ですが、公演中に2枚持ちは禁止されています。
ただし、持ち込むだけなら、何枚でも問題ありません。公式うちわと手作りうちわを両方持参する場合は、表面に名前、裏面にファンへのメッセージを入れたうちわを作成し、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
また、ライブ中に使用するうちわは1枚ですが、片手にペンライト、もう片方の手にうちわを持つことが一般的です。うちわを複数持ちたい場合は、うちわケースに表裏で2枚入れる方法もあります。
関連記事:ファンサが欲しい方におすすめのうちわ文字ネタ130選|うちわ作りのポイントも徹底解説!
3.ペンライト
ライブの必需品ともいえるペンライトは、アーティストを応援する気持ちを可視化するアイテムです。ペンライトは、ライブ会場で販売されている公式グッズ以外にも、市販のペンライトを使用することができます。
ただし、市販のペンライトは、公式グッズよりも光量が少ない場合があるため注意が必要です。以下、光量の比較表です。
種類
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光量
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スタステのペンライト(ルミエース)
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明るい
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キンブレ
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スタステのペンライトより暗い
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また、高照度のペンライトは、周囲の人の迷惑になる可能性があるため、使用を控えるようにしましょう。
さらに「ライブ中はペンライトを胸の高さで持ち、大きく振り回さない」や「バラード曲など静かな曲ではペンライトの使用を控える」といった暗黙のルールもあります。
4.銀テープ容器
ライブ中に発射される銀テープは、アーティストのロゴやメッセージが印刷されていることが多く、ファンにとっては記念のアイテムです。しかし、そのままにしておくとシワや折り目がついてしまうことも。
そこで、銀テープを綺麗に保管するための容器が役立ちます。銀テープ容器の選び方には、いくつかのポイントがあります。
- サイズ:銀テープの幅に合わせたサイズを選ぶ。多くの銀テープは幅2.5cm
- 素材:透明な素材を選ぶと中身が見えてインテリアとしても楽しめる
- 形状:丸めて収納するタイプやそのままの形で収納できるタイプなど、好みに合わせて選ぶ
大切なライブの思い出を、銀テープ容器で美しく保存してみてください。
5.エコバッグ
ライブ会場でグッズを購入する予定の方は、エコバッグを持参すると便利です。購入したグッズをそのまま持ち帰ることができるので、荷物が増えても安心です。
ライブによっては、グッズを入れるための専用バッグが販売されている場合もあります。専用バッグは、ライブの記念にもなるので、お土産として購入するのもおすすめです。

ライブ参戦に必要な持ち物でよくある3つの質問
ここでは、ライブ参戦時の持ち物に関してよくある3つの質問とその回答をご紹介します。
質問1.ライブ遠征におすすめな持ち物は?
ライブ遠征では、普段のライブ参戦に必要な持ち物に加えて、宿泊に必要なアイテムや移動を快適にするためのアイテムがあると便利です。以下に例を挙げます。
宿泊に必要なもの
移動を快適にするもの
質問2.ライブに行くときの荷物はどうすればいい?
ライブ会場には、必要最低限の荷物で向かうことをおすすめします。大きな荷物は、会場のコインロッカーや宿泊先のホテルに預けましょう。
会場周辺のコインロッカーは混雑が予想されるため、事前に場所や空き状況を確認しておくとスムーズです。
質問3.ライブ参戦する場合の服装は?
ライブ参戦時の服装は、動きやすく、温度調節がしやすいものを選びましょう。また、推しグループのメンバーカラーや、グループのコンセプトに合わせた服装を選ぶと、よりライブを楽しめます。ただし、周囲の迷惑になるような服装は避けましょう。

まとめ
本記事では、ライブ参戦に必要な持ち物を大きく2つに分けて紹介しました。ご紹介した持ち物を参考に、ライブ参戦の準備をしてみてください。
また、ライブに初めて参戦する方は、ライブの種類や会場によって必要な持ち物が異なる場合があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
ライブ参戦は、推しのパフォーマンスを間近で見ることができる貴重な機会です。持ち物をしっかりと準備して、ライブを思いっきり楽しんでみてください。
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